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第一巻 05
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天和(1681~84)、貞享(1684~88)とつづく江戸前期の年号。このあとが元禄時代となる。
原画が山東京伝『骨董集』(中巻八)の「桔梗笠」というところにある。これ。古い俳諧を引いて、桔梗笠が使われている。この被っている笠を桔梗笠という。
天和貞享の比の幼遊の絵巻のうちに此圖を載せたり笠は青黄赤、1間おきにいろどれり(骨董集)
ここで言う「桔梗」は花のキキョウのことではなく、襲の色目の名称で、表が「二藍」で裏は青のものを言う。桔梗と言うこともある。
右図は『吾妻余波』(明治18年1885)の帽子の部にある「桔梗笠」。彩色が貴重。
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