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第一巻 48
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乞喰諸々

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「乞食」は「物乞い」をして生活をする。江戸時代、物乞いは「非人」にのみ許されていた。

大道芸を行って施しを受ける「乞胸ごうむね」という特異な被差別民があった。彼らは大道芸を行い生計を立てている限り非人身分で、非人頭・車善七の支配下にあった。しかし、大道芸を離れれば町人身分に戻ることが出来た。

いわゆる乞食、すなわち「門付け」や道ばたで低頭する乞食を「かぶり乞喰」(「薦被り」の意)ということがあるが、彼らも何らかの芸をすることはあった。したがって、「乞胸」と「かぶり乞食」の境界は連続していた。

江戸の非人に関して簡単にまとめておいた、非人と乞食

明治18年出版の『吾妻余波』に乞食が図と共に48種も並べてある。その名称だけだが紹介しておく、ここ

乞食の画像表現を歴史的に調べてみた「乞食(物貰い)」(長文)。

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