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第二巻 31
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御役替御役人付

御役替がありました御役人付より
こと明細にわかる御高御知行御国
から御屋敷の町所までのこらずわかる

鴈は行燕は来る春の日に
お役替ある御代をめでたし


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「役人付」という熟語があった。役人の役付けを中心とした「役人のデータベース」というような意味。

江戸時代には「武鑑」という年鑑形式の資料集が発行されていた。中身は大名や江戸幕府役人の氏名・石高・俸給・家紋などを記したもので、一種の“紳士録”。徳川幕府体制は官僚制国家であったので、官僚の名簿が重要だったのである。
「お役替」があると「御役人付」の一枚摺が作られ売られた。

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