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第二巻 35
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茸賣
秋の頃松茸初茸の類を
荷ひ町中を初茸/\
と呼で賣歩行す
茸賣や
鼻の先なる
頬冠り
◆-◆
初茸は、特に関東地方で親しまれ、『守貞漫稿』には
初茸売り。山のきこりや八百屋がハツタケを売る。京阪にはハツタケは無い。江戸だけで売られる。
とある。
京阪には商品としての「ハツタケは無い」の意で、松茸に比して関西では人気がなかったのであろう。わたしは子供時代に山陰でハツタケも採った。
◆-◆
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