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第三巻 03
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初かつを賣


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巻一-06で紹介したことのある「江戸食文化紀行」(歌舞伎座)が興味ある記事を出している。
江戸時代の魚の格付けでは、鰹は上魚ではなく中魚でしたが、江戸の人々は初鰹を珍重し、幕府の定めより以前に闇ルートで入手する初鰹は高値で取り引きされました。
とくに明和・安永のころ(1764~81)から文化・文政のころ(1804~30)には、初鰹志向が熱狂的で、驚くような高値でした。
江戸食文化紀行12 より)
ついでに、昔はまぐろを余り食べなかったということを『飛鳥川』は次のように記している。
昔はまぐろを食たるを、人に物語するにも耳に寄てひそかに咄たるに、今は歴々の御料理に出るもおかし、
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