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第三巻 12
【鋳掛直し いかけなおし】 鋳造された鍋、釜などの鋳物製品の修理・修繕を行う。鋳掛け屋・鋳掛け師。鋳鉄製の鍋釜の割れたり穴が明いたところを、簡単なフイゴを持っていて、修理する。 鋳鉄の融点は1100~1200℃で、軟鉄の融点より200~300℃低い。それを溶かすには強い空気流が必要で、フイゴが必須だった。ただし、昭和の途中から出てきたアルミ製品には通用しない。 図の、箱の下辺から管が出ているのがフイゴで、空気が出てくる。黒いところが炉。 椿年『あづまの手ぶり』に原画がある、これ。 |