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第三巻 11
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うちわ賣


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椿年『あづまの手ぶり』に原画がある、これ

山東京山『蜘蛛の糸巻』に団扇売の呼び声が出ている(京山は京伝の実弟)。
此比(天明年間)は今(文化初年)の如く絵店にて錦絵の団扇は稀には売るもありけれど、はしばしには絵見世さへなければ、団扇を物に入れて背負ひ、竹に通したるをもかたげ「ほんしぶうちは、うちは、更紗うちは、ほぐ(反古)うちは」とよびて売りありく。 「燕石十種」より。注は北小路健による
第一巻に「団扇賣」があった。

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