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第三巻 14
「砧 きぬた」は、織った布または洗濯した布や着物をたたいてやわらかくし,同時に目をつめて,艶を出すのに用いる道具。木の板あるいは石の上で木の槌を持って布を打つ。砧はもともと中国から伝わったもので,中国では擣衣(とうい)といい,古くから詩にうたわれている。朝鮮では夏,洗濯した衣類にのりをつけて艶出しをするのに現代も行われ,石の上で両手に棒を持ってたたく。日本の砧は麻,木綿のような粗目の織物に多く用いられたが,古くは絹もこれで打って艶を出した。(世界大百科事典より) 椿年『あづまの手ぶり』に原画がある、これ。 |