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第三巻 81
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七ツ坊主


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近世末期、芝増上寺を出て江戸市中を毎夕七つ時から、拍子木を打ち、念仏を唱えて托鉢して歩いた僧。複数連れ立つが、7人というわけではない。

平出鏗健二郎『東京風俗志』(上)には、
また托鉢の類にや、七ツ坊主とて数多の僧の拍子木などうちたゝきて素跣足すはだしにて、駆け來ものありしが今は絶えぬ。
とある。なお『東京風俗志』(上中下)は冨山房版(明治32年1899)を国会図書館でデジタル公開している。

この原画は「広重人物画稿」のこれ
原画も晴風さんの絵も、いいですね。

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