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第四巻 46
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鼠取薬賣

いたつらもの いなゐかな/\
石見銀山鼠取請合
いなゐかな/\

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笹ヶ谷鉱山(石見国)から産出した砒石(硫砒鉄鉱)を焼成してつくる殺鼠剤。ちかくの有名な石見銀山と結びつけて有名となったが、実際の産地は石見銀山ではない。

『守貞漫稿』(巻六)によると、「イタヅラモノハ居ナヒカナ」と呼び歩くのは江戸で、京坂では「猫イラズ、鼠トリグスリ」と言ったという。『守貞漫稿』が載せる江戸の幟の図を示しておく(ここ)。

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