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第五巻 01
この飴賣土平は長年飴を売ってまわり、面白い歌を唄ってよく知られていた人物らしい。太田南畝『半日閑話』(明和から文政の半世紀にわたって書かれた)にも取り上げられている。蜀山人全集(吉川弘文館1908)第巻3所収、国会図書館デジタル公開。 い~いイ、いっさん、いろ/\のいんじゃるれん、いらゝ/\、いらかひすりて、一たんだるまのいら眼いッ、さらばア、さらけエ、とうじんソレ、なんきん木綿十三反、なんばん木めん三反半こういう感じの歌が6つも記録されている。唄って廻る土平はともかく、6つも書き止める方もすごい。 |