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第五巻 01
 【第四巻-46 鼠取薬賣 始まり : 目次 : 次へ

飴賣土平

明和の頃名高し

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この飴賣土平は長年飴を売ってまわり、面白い歌を唄ってよく知られていた人物らしい。太田南畝『半日閑話』(明和から文政の半世紀にわたって書かれた)にも取り上げられている。蜀山人全集(吉川弘文館1908)第巻3所収、国会図書館デジタル公開。
い~いイ、いっさん、いろ/\のいんじゃるれん、いらゝ/\、いらかひすりて、一たんだるまのいら眼いッ、さらばア、さらけエ、とうじんソレ、なんきん木綿十三反、なんばん木めん三反半

もうし姉さん聞かんしたか、ばんの夜食にうどんはいやよ、わしはおまへのそばがよい、さんしょのせ、どうへ/\
『半日閑話』巻12
こういう感じの歌が6つも記録されている。唄って廻る土平はともかく、6つも書き止める方もすごい。

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