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第五巻 05
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おまかしよ

  おまかしよ 紙片に何か書付たるを蒔或ひ
  配り其後へ立戻りて銭を集るといふ又おま
  かしよ此圖と 同類のものなる成□□分明ならされとも
  其圖に依りて写す おまかしよの事を知る老人
  稀なり

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「書付たる」のところ、自信ありません。

不明字のあたり、よく分かりません。

【まかしょ】
江戸時代、白頭巾に白衣を着け、寒参りの代行をするといって江戸市中を巡り歩いた願人坊主。子供に天神像を刷った紙を撒いたので、子供らが「まかしょ、まかしょ」とはやしたことからの名という(大辞林)。
水野廬朝『盲文画話 ももんがわ』(文政十年1827)(国会図書館がデジタル公開)に「わい/\天王」がある。

晴風は、紙片を蒔くことは確かだろうから、「まかしょ」の図柄を古い図をまねて描いたと言っている。

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