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第五巻 06
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臼の目切
臼の目切ハ 昔より今日に至るまて存する
業なり昔しハ 十五夜十三夜等の月
見にハ 団子製し月に供する故に至然
石臼の需用多き為臼の目切のおのづから
数ふるなり
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三輪茂雄著『石臼のすすめ』 (1978)はとても良いサイト。そのなかに、
昔は目とりじいさんが巡回してきて臼を直してくれた石臼のし、器用な人は自分で目とりをしました。石臼の目が再生磨滅して粉がうまく出なくなったのを再生する仕事を、「目とり」「目たて」「目切り」などといいます。明治・大正と時代が進むにつれて、目とりじいさんはしだいに少なくなり、使えなくなったまま石臼は片隅に追われる運命をたどりました。
とある。わたしは「目たて」という言葉しか知らなかった。拙宅の近くにある小金井神社に「石臼塚」があるので、見てきた。
第一巻60 磨工石匠が「臼の目切り」であった。
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