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第六巻 42
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てんぐや十七味唐がらし賣
わが品は
真正
(
ませふ
)
の物と
賣子等の自慢の
鼻も高き
天狗屋
◆-◆
「真正」は天狗の魔性と掛かっているか。
箱にある字は、「元祖 御成道 十七味入てんくや」
今は一味、七味、十味ぐらいしか見あたらないようだ。漱石『吾輩は猫である』第6章に迷亭のセリフで
あまいとからいと反照するところなんか十七味調唐辛子調で面白い。全く東風君独特の伎倆で敬々服々の至りだ。
(
青空文庫 新字新仮名版
)
というのがある。
◆-◆
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