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第六巻 54
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げんこつおこし
明治廿五年頃より
此おこし賣市中
を賣歩行
田舎一流
げんこつ田舎の
名物げんこつ
おいたヽ
◆-◆
左手に持っているのは、鳴子(引板)のようだ。板に小竹を短く切ったものを並べつるし、田畑の鳥追いに使用した。
「田舎」を強調するには良いアイディアである。
◆-◆
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