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第八巻 10
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西洋焼つぎ

此焼つき 赤と青色
二色の鉛筆様の物あり
破たる器を火にかさし
暖め熱くなりたる時
破の合せ目に鉛筆様
の物を塗て つげ立
煙艸一二ふくを吸ふ
間に付着す 又是にて
模様を画き金粉
をかけて火にかさせ
金色の模様現れる
而してこれを水若しく
湯にて洗ひ磨とも 落ること
  なしといふ

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「鉛筆様」というあたりが“西洋”なのだろうか。

「煙艸」は「煙草」
巻五-02「早つきの粉賣」があった。

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