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第八巻 21
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人形焼 明治三十三年頃より流行す
かふべから
先へ出来たる
人形焼今は
首府にて
手足廣ける
◆-◆
「神戸」(
頭
(
こうべ
)
)と「首」を掛けた狂歌になっている。首府、手足も縁語。
絵に、神戸名物人形焼とある。これは人形焼きは明治30年代初めに関西から来たという晴風の証言である。
人形焼の起源についてはいくつも説があり、浅草では明治初年から営業しているとする。今の人形焼は大正時代に始まったもので、日本橋人形町からその名が来ているという説もある。
◆-◆
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