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第八巻 91
【箕 み】:脱穀の際、風を利用して不要な殻などを飛ばす(風選する)ときの用具。割竹を編んで作り平面部分をもつ。古くから多くの民族で使用されてきた、穀類の収穫には重要な農具である。 風のある場所で、箕に入れた穀物などをあおって空中へ上げ、再び受けるという反復をする(日本など)のと、高く掲げた箕から穀物を足元へ流れ落とす(東南アジアなど)のとある。 ハンドルを手で回して風を起こして人工的に風選する木製の機械を「唐箕 とうみ」といい、明治時代にかなり普及した。わたしの子供時代(昭和20年代)にはまだ農家で使われていた。 |