池の周辺の、踏みかためられた赤土に無数の小穴が開いていて、ハンミョウの幼虫が育っているのを春先から確かめていた。池が釣り堀のようになって、いつも数名のおじさんが竿を延ばしているので、気楽に写真を写しに行けなくなった。今年も6月半ばから成虫が見られたようだが、撮影したのはこの日が初めて。かなりの密度のエリザと少数のトウキョウヒメとがいた。 交尾していたのが突然あばれはじめ、地面を転がるようにしていた。腹面の白い毛が珍しいので、こちらもみて欲しい。ハンミョウ類の交尾はよく目にするのだが、暴れるのを見たのは初めてだった。ペアを解くことなく、すぐに落ちついた。 |