イヌフグリの空色の花が日当たりの良い南向きの斜面一面に咲いている。そこに陣取って春の気分を味わいながらやってくる虫たちを待つ。セイヨウミツバチが一番早くやってくる。次はヒラタアブが何種か。花粉まみれになっているハエがいるのだが、ハエは種類がまったく見当もつかない。 私のフィールドではニホンミツバチを昨年はついに確認することが出来なかった。ずっと注意して見ていたのだが。数年前には公園の桜の木にニホンミツバチの巣ができていた。残念なことに公園管理者が樹洞をセメントでふさいでしまった。その頃から、ニホンミツバチは急激に数が減った。 ついこの間まで、冬の気配だったこのあたりも、イヌフグリが咲きセイヨウミツバチが勤勉に花を訪れるようになり、春の先触れが確実にやってきている。 |