もうすぐ4月だというのに、春を実感させる天候がなかなかやって来ない。南向きの斜面に咲いているイヌフグリのお花畑には、まだ虫の数が少ない。春浅い頃からの常連のアブの一種、アシブトハナアブが熱心にイヌフグリにしがみついていた。小さなイヌフグリの花はこのアブを支えきれないで首を曲げている。 アシブトハナアブは1.3pほどの大きめなアブで日当たりの良い石の上などにいるのをよく目にする。この写真は“脚太”のところがはっきり写っている。全体の姿はまえに掲げたこちらを見てください。公園の花壇の回りなどで春から秋までよく見かけるアブである。 |