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第一巻 56
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談優

狂言師
人形廻し

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「談優」というのはまるで現代語のようだ。Google検索してみるが、ヒットゼロ。下で示すように古閑『人物草画』(享保九年1724)が使っている言葉。「人形廻し」もよい語感だが、いまは「人形遣い」という。

【人形遣い】
人形劇で、人形を操ること。また、その人。日本では、傀儡子(かいらいし)の芸から発展し、手遣い・糸操り・からくりなどの操作方法がある。人形回し。(大辞泉

この男も頭陀袋を下げている。「頭陀 ずだ」は本来は仏教の僧侶が行う修行(頭陀行、乞食の行)のこと。したがって、頭陀袋とは、本来この頭陀行を行う僧侶が、携行用に用いた袋のことであった。それが転じて、簡易な布製袋で雑多なものを携行するのに用いるようになり、今では「ズタ袋」とも発音されるようになった。(ウィキペディアなどより)。

これに原画があり、古閑『人物草画』の談優

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