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第二巻 10
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おでん賣

おでんや/\
  甘ひと辛ひ


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担いで動けるおでん屋、こういう柄の大きいものを担ぐのは、さぞかし熟練が必要だったであろう。七輪のような火をも持っているのであろう。

『近世風俗志』5編には「上燗おでん」という項目がある。
上燗おでん 燗酒と菎蒻の田楽を売る。江戸は芋の田楽も売る也。
田楽を「甘ひ」、燗酒を「辛ひ」と言ったものか。

図の屋台には串が見えるから、「田楽おでん」のようだ。第六卷-87「改良のおでん」でおでんの歴史にすこし触れた。

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