画像をクリックすると、拡大する。 |
第六巻 75
「尾羽根の真」は「尾羽根の芯」、「如斯」は「かくのごとき」 W.C.レントゲンがX線を発見し、夫人の指輪が付いた左手の透過写真を撮影したのは1896年(明治29年)。そのニュースは瞬く間に全世界に広がった。この絵には年代が記載されていないが明治37年以前と考えてよいから(「清水晴風『世渡風俗図会』とは」の第3節参照)X線発見から6,7年の内に東京街頭で「ヱキス光線めがね」が賣られたことになる。 わたしも子供時代に近くの神社のお祭りで買ったことがあるので、昭和20年代にも売られていたことになる。 それにしても、晴風は字数を費やして熱心に説明している。 |