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第七巻 07
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明壜買

   明壜の御不用 ござりませんか
   上直に買升

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「上直」は「上値」。明治時代の文献では「直」を「値」の代りにする例が多いと巻六-21で指摘した。晴風さん自身もそうしているということ。

明治初期、様々なガラス製容器が増加し、「フラスコ」、「ギヤマン」、「ビードロ」などと呼ばれ珍重された。
日本でビールが最初に生産されたのは横浜で明治三年1870だそうだが、当初は樽詰めで販売された。次第に販売取次の段階で大小のビンに詰めて売るようになった。
ビール瓶の国産は明治22年1889に始まっているが、瓶が不足するところから古瓶の回収が行われた(ガラスびんの歴史を参考にした)。

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