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第三巻 76
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願人坊主
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この巻三-48に既に「
願人坊主
」があった。願人坊主は宗教にかこつけて代参をしたり、何かしら芸をもって門付けをし、大道芸をした。
「
乞胸
(
ごうむね
)
」は、見世物・大道芸などを行った。一般の非人とは違いその家業をやめれば町人身分に戻ることが出来た。婚姻も一般の百姓・町人を相手にすることができた。
巻三-83「
浮浪人
」に乞胸が生まれたいきさつを述べておいた。願人坊主は車善七の支配下にある賎民であるが、乞胸と職域が重なるためにしばしば紛争が生じた。
この原画は「広重人物画稿」の
これ
。
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