ヒメオオメカメムシ (姫大目亀虫 :カメムシ目ナガカメムシ科)

毎年コハンミョウ(1)(2)が発生する旧ゲートボール場には、ツメクサを主体にした雑草が生えている。ときどき草刈りが行われるが、長い間ゲートボールは行われたことがない。ツメクサの間に座り込んで、地表の虫を撮影するのに絶好なのである。
雑草混じりの地表に非常に小さいカメムシがぞろぞろいた。そいつらがヒメオオメであることは、冬場の「ケヤキの皮むき」で現れる常連なので、知っていた。例えばヒメコバネナガカメムシなどと一緒にいる。
この写真は、ちょうど明るい曇天で、座り込んだ膝元にいるヒメオオメをうまく写せたと思う。赤味のあるこれぐらいが肉眼に近い。ヒメオオメは体長3ミリでヒメコバネ4mmより一段と小さい。はみ出すような大きな目玉が特徴。
なお、オオメカメムシとともにヒメオオメは野菜圃場に放ってハダニやアブラムシなどの天敵として使う研究も行われ、一部実用になっているそうだ。

('11) 7月23日撮影 於小金井市
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